11月3日(木)の文化の日、地元の行事は失礼して沖縄県那覇市に日帰りで3年前に焼失した首里城正殿の復元工事の起工式に参列しました。沖縄の皆さんの心のシンボルだった首里城が、電気系統の不具合により出火・焼失した事件は、フランス・パリのノートルダム寺院の火災とともに衝撃を与えました。その後、沖縄内外の皆さんから復元に向けた浄財が多数寄せられるなど、暖かい支援にも支えられ、専門家会議で慎重に復元計画が練られ、起工の日を迎えるに至りました。令和8年度に予定される竣工に向け、順調な工事を、同席された宮腰光寛元沖縄担当大臣と一緒に念じました。前夜の雨が上がり、秋晴れの佳き日、良い思い出となりました。
週末は富山に戻り、5日(土)は射水市で10回を迎えた富山県健康麻将交流大会に出席し、午後には高岡法人会の川西会長ほか皆さんの税制改正要望を受けました。6日(日)は氷見氏選出の薮田県議の後援会総会に出席しました。
7日(月)に上京して久しぶりに富山から多数の来訪者のある一週間が始まりました。砺波地区、高岡地区の土地改良協議会の皆さんの農林水産省要望、県商工会連合会の宮本会長ほか皆さんとの懇談、党砺波市連から川辺市議会議長と東野尻地区青年部の皆さんや県立石動高校の皆さんの国会見学など、コロナウイルス発生以来、3年ぶりの賑わいです。首長さんも沖縄県の玉城知事、福島県の内堀知事との面談のほか、新田知事とは10日(木)の日本海沿岸地帯振興連盟でご一緒し、各市長さんたちは、全国大会に出席の後、順次来室頂いています。この後、月末から始まる新年度税制改正、当初予算編成において、頂いたご要望の実現に努力して参ります。
一方、臨時国会は69日の会期のうち40日近くを消化し、残り4週間余となりました。内閣提出の法律案は4日(金)、8日(火)、10日の衆院本会議で、人事院勧告を実施するための給与法改正法案、10増10減の衆院選挙区区割り法案、感染症法改正法案など、概ね参議院に送付できました。後は内閣、法務、厚生労働委員会の案件を残すのみです。一方、円安・物価高に対応する経済対策を実現するための第2次補正予算案が8日に閣議決定され、下旬に国会に提出される予定です。
9日(水)、私が与党筆頭理事を務める文部科学委員会が開かれ、今国会2回目の質疑を行いました。前日、文科省の専門家会議で、宗教法人法に基づく質問権行使の基準が作成されたことを受けて、永岡大臣からは、週内に旧統一教会への質問権行使の可否を判断するとの答弁がありました。一方、被害者救済のための法案は、8日に岸田総理から、今国会中に政府が提出する旨表明がありました。国会終盤は、補正予算案の審議、旧統一教会に対する解散命令請求に向けたプロセス、被害者救済法案の立案が焦点となりそうです。