国政報告

国政報告(第607号)

 先週は、6日(木)のみ東京にて年末からの書類を整理したり、年始のお客様に対応したりして過ごし、7日(金)昼には富山に戻りました。河野太郎党広報本部長が来県、富山市で県連主催の党員研修会で講演の後、射水市でも講演頂きました。菅内閣にてコロナワクチン担当大臣を務めた際の苦労話など興味深い内容でした。また、広報本部長として、今夏の参院選もにらみ、SNSの活用や、党本部と党員の皆様とのコミュニケーション強化など、県連との連携にも意欲を示されました。

 8日(土)の午後は、南砺市にて武田県議会副議長の就任祝賀を兼ねた新春の集いに出席しました。コロナウイルスにも配慮され、挨拶とお茶での乾杯となりました。9日(日)は、高岡市高陵中学校区の成人式で挨拶の後、お昼は高岡市吉久地区、夕方は県柔道整復師会の新年会に出席しました。新成人の皆さんにはコロナを経た新たな社会づくりの主役となって欲しい旨、エールを送り、国から重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に指定された吉久地区の皆さんには地域をまとめて指定に臨まれたこの間のご苦労への敬意を述べました。整復師会では、昨秋の総選挙の応援への御礼と併せ、党組織運動本部長代理として、各団体のご要望を政策に活かす立場から、より緊密な連携をお願いしました。

 連休明けの11日(火)は、高岡市民病院にて年1回の健康診断(半日ドック)を受診した後、県庁に出向き、金沢福光連絡道路整備促進期成同盟会会長として、馳前代議士、山野金沢市長、田中南砺市長ほか皆さんと新田知事に事業促進を要望しました。すでに、難所の待避所整備など部分的には改良工事も進めて頂いており、冬季間通行止めとなっている県境の難所も調査されているものの、抜本的な通年供用の方策は確立しておらず、早期の方針決定を要望しました。県では約20年前の国道415号雨晴トンネル以降、新たなトンネルは掘られておらず、技術継承の観点からも、県境のトンネル施工を検討されては、と付言しました。

 11日夕刻に上京し、来週からの通常国会に備え、今日(12日(水))は議員会館の事務所で各省庁のレクを受けて過ごしました。オミクロン株の感染拡大が顕著になっており、既に広島・山口・沖縄の3県に「まん延防止等重点措置」が適用されましたが、東京都の2198人を筆頭に、大阪府、沖縄県など全国で1万3千人を超える新規感染者が報告されています。この間の感染のスピードは第5波までとは比べ物にならぬほど早い一方、重症化する症例は少ないと報告されており、従前とは様相を異にしています。今後、大都市圏でどのような感染防止策を取るか、また、2月から予定されている高齢者向けの3回目のワクチン接種を如何に前倒しできるか、当面の知恵の絞り所と思っています。

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国政報告(第606号)

 大雪が心配された年末・年始ですが、富山の平野部は最大30㎝程度の積雪で済み、折々寒気が緩むと融けるのも早い感じです。北陸らしい雪のある清々しい年明けだったように思います。

 しかし、今日(5日(水))の全国のコロナウイルス感染者数は、オミクロン株の拡大で、昨年9月以来の2千人台を記録しました。沖縄県では600人を超え、「まん延防止等重点措置」の適用申請を検討するとの報道です。南アフリカに端を発したこの変異株は、感染力が格段に強く、ワクチンを3回接種しないと効果が薄いとの事です。当初は政府の水際対策で、欧米に比べ、感染拡大を回避できましたが、ここへ来て感染が急速に進行する気配です。対策の力点を国内に移し、さらに、状況に応じた素早い対応が求められると思います。もっとも、オミクロン株の重症化リスクは低いとされており、社会経済活動をどの程度抑制するかは慎重に検討すべきでしょう。従前に比べ、飲み薬が供給されていることもあり、自宅療養を主体に医療負担を軽減し、各地で2月からスタートする3回目の接種を促進して集団免疫を再確立し、流行の早期ピークアウトを目指したいものです。ちなみに、南アフリカは既に感染がピークアウトしており、今後の欧米の動向にも注目したいところです。

 前号の報告の後、12月24日(金)に新年度予算が閣議決定され、国・地方の税収入見積もりが好調なことを受けて地方交付税も増額となり、赤字地方債といわれる臨時財政対策債の発行額は抑制され、残高もはっきりと減らせる見込みです。これにより、県内自治体の財政運営にも寄与できるものと思います。このほか、工事が本格化する利賀ダムを始め、骨格となる社会資本整備に必要な予算も確保されました。一方、赤字国債については前年度を下回るものの、プライマリーバランス(PB)は13兆円程度の赤字となっています。コロナ対策の予備費5兆円を臨時的支出と見るならば、残る赤字は8兆円程度で、地方側の収支が堅調なことを考慮すれば、PB黒字化までに埋めるべきギャップは5兆円程度だと思います。これを経済成長による税収増と社会保障分野等の支出の効率化の不断の取り組みで、2025(令和7)年度までに成し遂げようというのが、現行の国の目標です。私は、現状でこの目標は達成可能であり、堅持すべきという「財政健全化論」の立場です。

 26日(日)には、小矢部市北蟹谷地区の皆さんのお誘いで、筱岡県議、義浦市議と、倶利伽羅古道松尾神社など地域の貴重な文化財を見学しました。大伴家持もこの道を通って奈良の都から越中の国に赴任されたのだと、感慨もひとしおでした。明けて元旦(土)に伏木地区の賀詞交換会4日(火)に党県連の初顔合わせ、5日に高岡の銅器組合漆器組合の賀詞交歓会に出席しました。6日(木)からは、通常国会に向けて東京での活動を始めます。

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国政報告(第605号)

 20日(月)の参院本会議で補正予算が成立し、昨21日(火)で臨時国会も閉会となり、今日(22日(水))は議員会館もどことなく閑散としています。内閣では、当初予算の編成作業が大詰めを迎えており、朝から順次大臣折衝が行われているそうです。東京特有の冬晴れの下、今年最後の報告を綴っています。

 今国会は、コロナウイルスの感染抑止、ご苦労された方々への支援、新たな成長軌道での発進、防災・国土強靭化対策の4本の柱で編成された補正予算の審議が中心でした。子育て世帯への10万円給付を巡り、その手法について、現金かクーポンかで議論となりましたが、岸田総理の判断で、現場の市町村の判断に委ねられました。このほか、「アベノマスク」の残りを年度内に廃棄することなど、世論の動向に応じた総理サイドの迅速な判断が目立ち、当面は好評価を得ているように思います。国土交通省の建設工事統計の書き換えについては、統計としてあってはならない事であり、第三者委員会を設置して経緯を明らかにし、再発防止策を講じることとされました。議員への文書交通滞在費の支給につき、日割り計算とすることはおおむね各党の合意を見ましたが、使途の明確化など執行方法についてはまとまらず、結局、法改正は通常国会に持ち越されました。この経費は、選挙区から東京に出ている各議員に対する費用弁償の意味合いもあり、その使途の範囲をどうするかは、慎重に検討した方が良いと考えます。

 先週の17日(金)、総務部会の「地方議会のあり方PT」が開催され、私も石田座長の下、引き続き、幹事長として地方議会の成り手不足対策の推進に努力していきます。さしあたり、総選挙前の通常国会で成立を目指した地方自治法の改正(議員の請負要件の緩和)や、地方制度調査会の議論の中での議会の位置付けの明確化(法律に明記する事)の実現を目指そうと思います。

 地元に戻り、初雪となった18日(土)、総選挙で公約した月1回の対話集会の1回目を、第3選挙区女性部役員の皆さんを対象に行いました。選択的夫婦別姓への考え、18歳までの選挙権付与に伴う主権者教育充実への取り組み、SNSの選挙活動への使用方法など、多岐にわたる質問・意見を頂きました。特に、財政や憲法改正など、国政の主要課題についての私の考えも聞きたいとの声もあり、19日(日)の党南砺市連の党員交流会ではこの点も意識して30分の話を組み立てました。対話集会の概要は別途ホームページで報告します。

 このほか、恒例の山田俊男参議院議員・筱岡貞郎県議の国政・県政報告会片岸南砺市議会議員の市政報告会にも出席、前者では野田聖子大臣の講演もありました。令和3年の年の瀬が近づき、次回は年明けの報告とします。良いお年をお迎え下さい。

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国政報告(第604号)

 12月も半ばとなり、東京と富山の天候の違いが鮮明な時候となりました。第207国会では補正予算の審議が進み、今日(15日(水))夕刻の衆院本会議で関連法案とともに可決、参院に送付されました。13日(月)から3日間の予算委員会での質疑の焦点は、コロナ対策とともに、子ども世帯への10万円給付の方法でした。審議の中で岸田総理は、政府案の現金・クーポン券折半給付に加え、現金一括給付も容認する方針に転じました。当初は、クーポン券だと貯蓄に回らず、地域経済の循環に効果が挙がるとの考えでした。しかし、実際に事務に携わる市町村から、事務負担がかかり準備にも時間を要するとの声が上がり、配慮する事となりました。柔軟な軌道修正が評価される一方、事前に関係者の意見を聴く手順が不足していたのでは、とも思われます。3回目のワクチン接種や、自治体業務のデジタル化など、今後も国と地方が協力して進めなければならない重要施策が続くことから、より現場に目配りし、情報を収集・吟味した上での政策決定が望まれます。

 コロナウイルスについては、今の所、新型のオミクロン株の感染は水際で留められており、新規感染者も低水準で抑えられています。この分だと、年末年始の里帰りなど、社会経済活動はある程度活発化できそうですが、3回目のワクチン接種の励行など対策も気を抜かずに進める必要があります。富山県でも、目下のワクチン在庫が5万回分以上あるとのこと、80%台に達した1~2回目の接種者について、更なる上積みを図りながら、医療従事者への3回目接種を促進し、早期に高齢者への接種を開始されれば、と思います。

 週末の11日(土)、地元で久しぶりに茶会に出席し、感染対策で互いの距離を取りながらも、再び茶席の風情を楽しむことができるようになったと、席主の在田吉保さんと喜び合いました。12日(日)の夕刻には、2年ぶりに歯科の先生方の後援会総会を開催頂き、5期目の抱負と現下の国政の状況を話しました。ようやく、地元の皆様との対面型コミュニケーションも復活しつつあります。

 東京では、党政務調査会の各部会で、補正予算や税制改正の調整結果が報告され、来週の新年度予算編成に向けた政府の調整状況を聴いています。文化立国調査会では、コロナの影響で文化活動に携わる方の活動・発表の場が限られ、関係者も含め、生計が成り立たない厳しい状況もあることから、文化庁の「Arts for the Future」という文化活動を経済面で支援する事業を応援しています。今日は、国立劇場の伝統芸能伝承者養成事業を応援する趣旨で年一回開催している文化講座に、歌舞伎俳優の中村橋吾さんをお招きし、歌舞伎に縁のない家庭から、養成事業での研修を経て、芸道に励んでおられる姿に接しました。耳、肩、腰の位置を確認して姿勢を正すコツも教えて頂き、気持ちをシャキッとさせて年末に向かっていきます。

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国政報告(第603号)

 6日(月)、第207国会が召集され、21日(火)までの16日間の会期が設定されました。同日午後、岸田総理の所信演説があり、過日決定された緊急経済対策と補正予算の内容に基づき、コロナウイルスの感染予防に配意しつつ、成長と分配の好循環を回していく決意が具体的に示されました。8日(水)から3日間で衆参両院での代表質問があり、13日(月)から補正予算案の審議が衆院予算委員会からスタートします。岸田内閣が発足して初めての本格的質疑であり、与党の立場でも、各閣僚の発信に期待しています。

 コロナウイルスは、オミクロン株の動向が心配ですが、当面は感染が落ち着いており、3回目のワクチン接種も始まりました。飲み薬も、米国製の「モルヌピラビル」が3日(金)に承認申請され、市中で入手できる日も近づいています。感染の落ち着きを見ながら、社会経済活動も活発化しており、地元から東京を訪ねて下さる方も増えてきました。地元との往復に使う新幹線の乗客も増えており、このまま明るさが増すよう念じています。

 2日(木)に党本部でトラック、タクシー、バス事業者の皆さんの危機突破集会が開催され、トラック議連事務局長として出席しました。コロナウイルスで需要が減退する中、エッセンシャル・ワーカーとして頑張ってこられた皆さんが、足元の原油高でさらに苦境に立たされており、有効な対策を強く求められました。政府も元売り向けに価格上昇の抑制策を打ち出していますが、私たちも、さらに総合的な対策を求めていきます。

 また、週をまたいで党税制調査会の新年度税制改正案の議論が進められ、賃上げした企業の法人税減税の強化、5G設備促進税制の継続、住宅ローン減税の利子率引き下げなど概ね成案を見つつあります。7日(火)朝、文化立国調査会が開催され、新年度予算編成に向けて、「文化財の匠プロジェクト」、文化に携わる方々への特段の底支えなど、諸施策の推進に必要な予算確保を求める決議を行い、8日には山谷会長ほか皆さんで松野官房長官に申し入れしました。7日には党財政健全化推進本部の初役員会が岸田総裁、麻生副総裁の出席の下、開催されました。総裁から、「経済あっての財政であり、順番を間違えてはならない。まずは、経済をしっかり立て直す。そして、財政健全化に向けて取り組んでいく」との基本方針が改めて示されました。その上で、「2025年度にプライマリーバランスを黒字化する」との現行目標の再確認を政府が年初に行うに当たり、党側での議論を要請されました。現下の状況での財政出動の必要性は十分認識しながらも、中長期的に持続可能な財政の姿を考えると、千兆円を超える国債発行残高をコントロールし、発散させない方策が必要だと考えています。私自身は、財政運営について保守的な立場で議論に臨んで行こうと思います。

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国政報告(第602号)

 今日(12月1日(水))から師走、朝は珍しく空が真っ暗になる大雨で目が覚めました。前線が通過した後は東京らしい冬晴れで、イチョウの鮮やかな黄色い葉が陽光を浴びています。ということは、日本海側の地元は時雨てるなと思いつつの国政報告です。

 6日(月)に臨時国会が召集される事となり、過日閣議決定された補正予算の審議が中心となります。常任委員会の分担も決まり、文部科学委員会の筆頭理事を仰せつかりました。相方の野党筆頭は、昨日の立憲民主党の代表選(泉健太議員が就任)の結果を受けて決まるものと思います。一昨年の委員長の経験を活かし、当時の馳筆頭の姿に学びながら、実りある運営に努めます。

 先週は、その前の週に決定された経済対策に基づく補正予算の編成が進み、26日(金)に閣議決定されました。一方、税制改正に向けた党の税制調査会も同日の総会から動き始め、今週中には大枠が決定する見込みです。賃上げした企業に対する法人税の減税を深堀りする案などが主要な検討項目となっています。さらに、今日の政務調査会全体会議にて、新年度予算の編成方針案が政府から示されました。当面はオミクロン株も現れたコロナウイルスへの対策や経済を再び成長軌道に乗せる施策の実施など、機動的な財政出動が求められますが、その後は、財政健全化を成し遂げるとの内容であり、私は賛成意見を述べました。歳出は、中長期的には歳入で適切に償わなければならず、国債の発行残高をいたずらに増大、発散させてはならないと考えています。現状においても、節約すべきは節約する、メリハリのある予算編成を求めます。

 26日は午前の新幹線で地元に戻り、故南義弘高岡商工会議所会頭を偲ぶ会に出席、献花しました。副会頭として1年ご指導頂いた後、17年前の高岡市長選への出馬を提案、応援頂いた事が、今日に至る政治活動の原点であり、私にとっては恩人と言える方でした。戦中・戦後の混乱期の苦労話など、人生の先達として教えられることも多くありました。感謝の気持ちを込めてご冥福をお祈りします。その後、富山市にて党所属県議会議員の皆さんと国会議員との夕食懇談会に出席し、久しぶりに温かい交流の時間を過ごしました。

 27日(土)朝、党県連の支部長・幹事長・事務局長会議にて、総選挙の御礼を申し述べ、午後は氷見商工会議所の創立70周年記念式典に出席しました。28日(日)は南砺市利賀で、鈴木忠志さん演出のお芝居、「津軽海峡冬景色」を観劇した後、高岡市で針山健史県議の後援会総会に出席しました。コロナウイルスの感染がいったん落ち着いた事もあり、行事の多い週末でした。

 冒頭にも触れましたが、オミクロン株の出現により、コロナウイルスへの警戒感が高まっています。何とか第6波に至らぬよう、念じながら、来週の召集を待つ身です。

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国政報告(第601号)

 東京の街路樹もすっかり色付き、秋から冬へと季節の進みを実感します。例年の秋とは異なり、12月上旬の臨時国会召集までの間、党務だけをこなす毎日です。とはいえ、コロナウイルスが収まっていることから、首長を始め、各種団体の方々が次々と上京され、様々な全国大会も「リアル」な状態で開催されています。組織運動本部長代理を拝命したことから、22日(月)から一週間は、党本部にて各種友好団体の代表から税・予算要望を伺う会議に可能な限り出席しています。党税制調査会も来週から本格的審議に入るため、総務省などから税の論点のポイントのレクも受けています。

 先週は、18日(木)に北海道開発特別委員会、19日(金)に沖縄振興調査会と、総選挙後の初会合に出席しました。北海道はゼロ・カーボン政策で再生エネルギーなど地域特性を生かそうと努力しており、沖縄は来春が現行振興計画の期限で、次期振興策の議論が続いています。24日(水)には東日本大震災復興加速化本部の会議も予定されており、今後ともフォローしていきます。

 19日に経済対策が閣議決定されました。コロナウイルス対策は、12月からの3回目のワクチン接種、経口治療薬(飲み薬)の手当て、感染拡大に備えた地域医療体制の充実が主眼です。この間ご苦労の多かった業種への事業復活支援金の支給、住民税非課税世帯、児童手当受給世帯への10万円給付で底支えします。さらに、マイナンバーカードの普及策も兼ねて、マイナポイントを最大2万円します。「新しい資本主義」の起動として、科学技術・イノベーションへの投資強化、デジタル化、グリーン化の推進、分配戦略としての看護師、介護士、保育士、幼稚園教諭の待遇改善などが予算措置されます。税収の上振れに応じ、今年度分の地方交付税も増額されます。さらに、文化・スポーツ活動の再開の後押しや国土強靭化の推進など、広範囲にわたる対策で、事業規模は78.9兆円程度と大型の内容となっています。一方、これに要する国費は43.7兆円で、うち補正予算分は一般会計で31.9兆円が見込まれています。補正予算の閣議決定は近々の予定ですが、歳入、すなわち財源の手当てがどうなるか、注目しています。前年度の繰越分や税収の上振れ分を充てるにせよ、かなりの部分は特例公債(赤字国債)に依るものと想定され、財政のバランスは一段の悪化が見込まれます。

 「百年に一度」の国家的危機への対応であり、世界各国も財政出動している状況ですから必要性が高いとは思いますが、中長期的に収支をどう均衡させていくのか、後世代への責任があると思います。党では財政健全化推進本部を立ち上げ、この点を議論していく事となりました。折しも、日米の金利差拡大で円安傾向が鮮明となるなど、財政・金融政策には一段の注意が必要な現状と思います。自分なりに処方箋も含め、しっかり考えていこうと思います。

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国政報告(第600号)

 週一回の国政報告も12年間、600回を数えました。野党から与党へ転じ、安倍、菅、岸田と内閣も三代を経ました。東日本大震災の発災と復興、東京オリンピック・パラリンピックを目前にした新型コロナウイルスの感染拡大など、予想もできない事態にも見舞われました。経済はまずまずの状況で推移したものの、成長戦略の実現は未だ課題であり、消費税は5%から10%に引き上げられたものの、財政再建の道筋は不透明な現状です。国際社会では中国の経済成長が著しく、「地球儀を俯瞰する外交」の成果で、TPPやRCEPが締結されたものの、我が国を取り巻く東アジアの情勢は予断を許さないものがあります。自分自身は、毎週の富山と東京との往復に加え、職務により東北や沖縄を訪ね、南部アフリカ、欧州、東南アジア、中国で見聞を拡げる機会もありました。この600回の軌跡をも我が糧ととらえ、新たな前進を期します。本日、党組織本部長代理を拝命し、小渕優子本部長の下、来夏の参議院選挙に向けて党組織を強化すべく、持ち場で努力して参ります。

 先週は10日(水)から12日(金)まで、第206国会(特別国会)が開かれ、初日に新たに細田議長、海江田副議長を選出した後、記名投票により、岸田文雄議員を総理に指名し、第2次岸田内閣が発足しました。週末の13日(土)、地元で携帯電話を「ガラケー」からスマホに替えました。数多くの機能と、指タッチでの操作に戸惑いながらも、使いこなすよう努力中です。

 14日(日)は、南砺市にて松村謙三先生の没後50周年記念フォーラムに出席しました。河野洋平元衆議院議長が、直に先生の薫陶を受けられたエピソードを含め、熱の籠った基調講演を務めて下さいました。過日の総選挙や日中関係の現状など、現下の話題にも言及され、先生の熱量に感銘を受ける1時間でした。改めて、国政に携わる者として、志や問題意識の大切さを感じました。講演後は、高岡商工ビルにも立ち寄られ、高峰譲吉博士由来の松楓殿を移築した姿を見て頂きました。河野元議長は、ニューヨークで松楓殿を所有、管理されていた滝富夫さんと親戚で、高岡市への移築を仲立ち下さったご縁があります。良好な保存状態にも満足されました。

 週明けの15日(月)、党政務調査会全体会議で、政府の新たな経済対策案について意見交換がなされました。コロナ対策、経済社会活動再開の手立て、成長・分配戦略、国土強靭化の4本柱で、この間にご苦労されている業種・従業者への支援や地方自治体の財政の底支えが内容となっており、党の意見も踏まえ、今週末に閣議決定の予定です。16日(火)はNTT武蔵野研究開発センタを訪問し、R&Dフォーラムを見学しました。超高速、超低遅延、大量伝達を実現する光ファイバーネットワークの様々な利活用形態の展示から、今後の成長戦略への貢献可能性を強く感じたところです。

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国政報告(第599号)

 ここのところ、秋晴れの日が続き、コロナウイルスも収まって、晩秋を前に一息つきながら、明後日(10日(水))の特別国会召集を待っています。会期は3日間で、正副議長の選挙、岸田総理への首班指名のみ行い、実質審議は臨時国会に回す予定です。

 先週は、上京早々に平井全国知事会長から補正予算でコロナ対策の地方創生臨時交付金を2兆円増額するよう要望を受けました。党の新人事が出るまで、政調の総務部会長の職務を遂行する中での対応です。「第5波」がほぼ終息したことから、北陸新幹線の乗客も回復の肌感覚があり、東京の各ターミナルにも人が溢れています。知事会の要望は、感染予防や医療体制の一層の充実を図りながら、社会経済活動の再開に向け、キメ細かい対策を講ずるための自治体の所要経費への手当てを求めるもので、予算化に努力します。

 5日(金)に地元に戻り、6日(土)は射水市議会議員選挙に向けて党推薦・支持の候補予定者の陣営を激励訪問しました。7日(日)、市長選・市議会議員選挙が告示され、夏野元志市長の出陣式に出席しました。同日、無投票で無事4選を果たされました。

 再び新幹線で上京し、本日(8日(月))は砺波土地改良協議会の岩田会長ほか皆さんに同行し、宮崎農林水産政務官に農地整備事業の促進を要望しました。近年、水田の大区画化への要望が高まっており、事業採択を待つ地区が管内では23地区に上っています。予算の総額確保が何よりも必要であり、補正予算を含め、党側でも努力します。コロナウイルスが落ち着いた事で、この後も富山からの各種団体の上京予定が相次いでおり、久々に会館も活況を呈してきました。できるだけ都合を付けて対応するよう心掛けます。

 総選挙を受けて、目下、党人事が進められており、来週には新たな政務調査会の体制で補正予算の議論がなされるものと思います。コロナ感染の再拡大の有無について、確たることは言えませんが、欧州では気温が下がるにつれて感染者数が増加している一方、インドなどアジアでは落ち着いているようです。また、接種率が8割を超えた国では効果があり、3回目接種も有効のようです。8日現在、我が国のワクチンの1回以上接種者の国民に占める割合は、77.9%、2回接種者が73.7%で、もう一段の前進とともに、12月からの3回目接種の効果が期待されます。社会経済活動については、冒頭に記したように、自発的な動きが活発化しており、感染予防と両立させながら行き渡らせていく手立てが必要です。金銭給付については公明党の案が出ていますが、「困窮する方々への一段の底支え」という目的に照らし、内容の吟味が必要です。さらに、燃油や原材料価格の高騰が事業活動に影響を及ぼし始めており、経済安全保障の観点から、事態の正確な把握と対策が求められています。もろもろ含めて、党内議論に参画していきます。

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国政報告(第598号)

 5期目最初の国政報告は11月3日(水)付けとなりました。先月14日(木)の衆議院解散とともに地元に戻ったので、3週間ぶりの上京となりました。

 総選挙の結果は、我が党が議席を15減らしたものの、公明党との合計で安定多数を確保し、船出早々の岸田政権は数の上では信任された形となりました。一方、野党第1党の立憲民主党は、共産党等との共闘で臨んだものの、議席を減らし、枝野代表が辞任を表明する結果となりました。一方、日本維新の会が議席を伸ばし、野党第2党となったほか、国民民主党も堅調でした。

 過去を顧みると、「55年体制」と言われた自民党、社会党の保革対立期に、社会党が次第に左傾化しつつ党勢が衰えていったことが思い出されます。他党の事ですが、立憲民主党は中道から右にウィングを広げなければ先細りになるのでは、と思います。元を辿れば、国民民主党と同根であり、前回の総選挙前に民進党を解党した事の是非から反省してみるべきではないでしょうか。

 選挙戦を振り返って、個々の候補者に問われた事は、コロナ禍でとかくコミュニケーションが細りがちだった1年半を含め、自らの選挙区・有権者の声、課題を如何に把握し、対応してきたかであったように思います。与野党問わず、国政の中枢で著名な方が落選した一方、地元をしっかり回るように言われていた若手が比例復活であれ、粘り強く議席を確保しています。自分自身も、選対スタッフの皆さんの考えもあり、従前型の個人演説会に代えて、若い方々との対話型車座ミニ集会女性部の皆さんとのリレー街宣、SNSでの発信強化と、これまでとは異なる運動内容になりました。自分なりに、「コミュニケーション」は今後の日常活動のキーワードと感じ、今後はこの週1回の国政報告に加え、月1回のミニ対話集会を続けて行くことを選挙戦最終日に表明しました。

 コロナウイルスについては、国民の皆様の予防行動の協力と、国、自治体のワクチン接種により、「第5波」が収束し、飲食店の営業時間の制限等も解除されました。ワクチンの1回以上接種者の国民に占める割合は、2日(火)現在で77.6%、2回接種者が72.5%に達し、12月からは順次3回目に入っていきます。5-11歳への接種も可能になりそうであり、待望されていた「飲み薬」も来春には手に入るようです。まずは、「第6波」を警戒しつつも、着実に社会・経済活動を復元するべく、政府は行動指針を明確に発信するとともに、経済対策を含めた補正予算を編成すべきです。

 報道では、特別国会の召集は10日(水)の予定との由、首班指名を経て、第2次岸田内閣の下、足踏み状態だった内政・外交を前進させなければなりません。党内での新たな立ち位置で、地元も大切にしながら、心新たにこの任期に乗り出していく所存です。

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