25日(日)に富山県知事選の投開票が行われ、新田八朗さんが新しい知事に当選、私たち党富山県連が推薦、応援した石井知事は落選という厳しい結果でした。県民の皆様の関心は高く、投票率も60%台に達しました。石井知事の4期16年にわたる県政の実績は世論調査でも高く評価されていますが、コロナ対策、デジタル化など後4年間をしっかり舵取りしたいとの訴えは、新たな感覚での県政運営を訴える新田さんに及びませんでした。民意を得ることができなかったこと、石井さんに辛い思いをさせたことも含め、運動に携わった者として申し訳なく思っています。結果を受け止め、新田新知事の下、県政の進展に持ち場から協力していきます。
明けて26日(月)、朝7時の新幹線で上京し、第203国会(臨時会)の開会に臨みました。午前10時30分に、文部科学委員長として最後の務めとなる常任委員長会議に出席、本国会の会期を12月5日(土)までの41日間とする旨、議長に答申しました。正午からの本会議で左藤章議員が新たな文部科学委員長に選任され、1年余りの務めが終わりました。この間、大学入試問題、コロナウイルス対策による学校の長期休校など、予期せぬ論点も浮上する中、著作権法改正など内閣提出法案の審査を進めました。また、委員会として萩生田文科大臣、橋本オリ・パラ担当大臣と所管行政に係る様々な議論がなされ、コロナ下での児童生徒・学生の「学びの保障」について建設的な提案が数多くなされました。委員長として、学ぶことは多く、馳、川内両筆頭理事を始め、理事・委員、大臣始め行政当局、衆院職員など関係の皆様に感謝しています。今国会では、総務委員会と東日本大震災復興特別委員会の理事を務めます。
午後2時から、菅総理の就任後初めての所信演説を聴きました。当面する内外の諸課題と対処方針を端的に述べられ、コロナウイルス対策、行政のデジタル化に加え、温室効果ガス排出量を2050(令和32)年までに実質ゼロとする(カーボン・ニュートラル)目標を宣言されました。個々の政策課題の着実な解決を通じて国の前進を図るとともに、その姿を国民に実感してもらう、という総理の立場が改めて伝わる内容でした。今後、28日(水)から3日間、衆参両院での代表質問、11月2日(月)からの衆参予算委員会での質疑を経て、各委員会での質疑・法案審議と進んでいきます。
先週は、21日(水)に情報通信戦略調査会でドコモ口座の不正利用問題への対策の議論、22日(木)に総務部会・郵政特命委員会合同会議で郵便法等改正法案(土曜日配達の廃止)の審査があり、政調での活動が本格化しました。また、21日(水)には北陸の港湾を考える懇談会があり、北陸地方整備局や地元の市長さん方の取り組みを伺いました。さらに、年末に向けて、予算・税制と議論すべき課題が立て込んできます。逐次報告します。