国政報告

国政報告(第687号)

 連日、猛暑が続き、地元でも殆ど雨の降らない状態が2週間を超え、日照りによる農作物の被害が心配されます。一方、沖縄から九州にかけての海上に台風6号が停滞し、九州で線状降水帯の発生が懸念されています。晴れても降っても、天候の振れ幅が大きく、地球温暖化の影響を想わざるを得ない夏です。

 先週からの動きですが、1日(火)朝、3週間ぶりに党役員連絡会議があり、出席しました。豪雨被害に対応して、衆参の災害対策特別委員会がそれぞれ被災地の視察と閉会中審査を行う旨、報告がありました。既に岸田総理が、激甚災害指定の方向での準備を指示されており、地元で数多く発生している崩落箇所等の早期復旧が望まれます。2日(水)には、福島県町村会の党東日本大震災復興加速化本部への要望を根本匠先生と一緒にお受けしました。発災から12年経過してようやく復興が本格化しつつある現状に鑑み、財源の確保や施策の継続について強く要望されました。また、この夏に処理水を海洋放出するとの政府方針について、十分な説明と風評対策を求められました。本部では、公明党とともに、例年9月初めに政府に提言を出しており、ご要望も踏まえて検討して参ります。

 2日(火)夕刻、情報通信戦略調査会に出席しました。先月来、NHKのインターネット配信業務を本来業務化するか否かについて、民放連、新聞協会のご意見も聴きながら議論されています。チューナー無しテレビが売り出されるなど、若者世代の「テレビ離れ」が顕著になる中、防災情報や基本的なニュースを如何に国民全体に行き渡らせるかが問われています。公共放送としてのNHKの使命を果たす上で、インターネットという通信手段を通じてどのような情報を国民に届けて行くべきか、また、「映像と音声」を用いて情報を伝達する「放送」と文字・図画情報との関係をどう考えるか、新聞等の「活字メディア」との住み分けを含め、難しい問題です。同日晩は、南砺市同郷会にて田中市長ほか霞が関の関係者と4年ぶりに懇談の機会を頂きました。

 3日(木)朝、北海道開発特別委員会にて、鈴木道知事から新年度事業要望を伺いました。高規格道路の未開通区間の解消など、都市間の高速交通ネットワークの充実が課題との認識で発言しました。

 4日(金)の昼に地元に戻り、利賀ダム期成同盟会高岡市選出の川島県議の後援会に出席しました。5日(土)朝、射水市海老江地区でふれあいビーチ・フェスティバルユニバーサル・ビーチ体験会で挨拶した後、高岡市美術館で伝統工芸産業技術保持者の集まりである巧美会の展覧会を鑑賞しました。夕方は高岡市吉久地区の夏祭り、6日(日)早朝は、実践倫理宏正会高岡支部の平和祈念朝起き会に出席、いずれも4年ぶりでした。7日(月)は氷見市・高岡市であいさつ回りの後に上京、次回の報告はお盆明けとなります。

カテゴリー: 国政報告 |

国政報告(第686号)

 前号で触れたように、7月21日(金)に党東日本大震災復興加速化本部から、額賀本部長に同行して東京電力福島第一原子力発電所を視察しました。私にとってはコロナウイルスをはさんで4年ぶりの訪問となりましたが、構内の整頓が進み、大方の区域は軽装備で作業できる環境になっていました。使用済み核燃料の取り出しも、4号機に続いて3号機が終了し、今後は1、2号機の使用済み燃料取り出しが予定されています。さらに、格納容器内の燃料デブリの取り出しに向けて、遠隔操作ロボットを活用して現況把握を進めながらの作業工程が続きます。作業従事者の日々のご苦労を想いつつ、慎重かつ着実な廃炉作業の遂行を念じました。今回は、ALPS処理水の海洋放出のために新たに整備された施設も展望できました。海洋放出については、今月、IAEA(国際原子力機関)から国際安全基準に合致しているとの包括報告書が提出されており、政府が国内外に科学的な根拠に基づいた説明を精力的に行っている現状にあります。これまでの検討経緯も踏まえ、平穏に海洋放出ができるよう、また、風評対策など万全の態勢で実施されるよう、与党としても政府に働きかけていきます。

 さて、東京へは地元の各市から来年度予算に向けて事業要望のために訪問頂く時節となっています。19日(水)の射水市に続き、25日(火)に氷見市、26日(水)に砺波市、27日(木)に高岡市が続きました。小矢部市と南砺市は今週に来京の予定です。25日には各県議会議長で組織されている地すべり対策協議会の総会が開かれました。国交省・農水省当局と副会長を務める県山本議長ほか皆さんとともに、過日の線状降水帯の被害等も踏まえ、改めて事前防災など対策の強化を誓い合いました。また、27日午後、角田高岡市長に同行し、西田国交大臣政務官を訪問し、調査区間に採択されている高岡北環状線の促進を要望しました。このほか、党情報通信戦略調査会にてネット時代におけるテレビ番組の提供方法を巡る議論が続いており、都合のつく限り出席しています。

 週末の地元では29日(土)に高岡市の中川市議会議長と南砺市の才川市議会議員の後援会総会に出席、30日(日)は朝に裏千家淡交会高岡青年部主催のお茶会「ツユトオト」、午後に浦田一郎前高岡市連合自治会長の叙勲祝賀会に参加しました。

 暦が変わって今日から8月、朝一番で党役員連絡会に出席し、来客、各省庁のレク対応など今週も火曜~木曜と在京です。7月28日(金)の日本銀行政策決定会合で、10年物長期金利の許容水準が±1%と従来の2倍に拡大されました。長期金利が0.6%近辺に上昇するなど、経済・物価・財政を取り巻く情勢にも変化がみられる中、マイナンバーカード、処理水、旧統一教会と内閣の決断が必要な課題も浮上しており、引き続き注視していきます。

カテゴリー: 国政報告 |

国政報告(第685号)

 線状降水帯の猛威から一週間たち、21日(金)に北陸地方に梅雨明け宣言が出されました。週末には東北南部まで宣言が拡がり、日本はまさに夏本番です。富山も連日30度台を記録する中、23日(日)に県第三選挙区女性部総会が開催されました。前オリパラ・ワクチン担当大臣の堀内詔子先生に地球温暖化問題について分かりやすく講演頂きました。会議後、昨冬に国宝指定を受けた高岡市伏木の勝興寺へご案内し、木の骨組みを何度も新たな建物に使い回す和風木造建築の粋を堪能されました。一方、大相撲名古屋場所千秋楽では、途中ケガで休場した朝乃山が、再出場後の4連勝で見事勝ち越しを決め、気迫のこもった土俵に歓声が沸きました。

 先週末に戻って、15日(土)には南砺市で金沢湯涌福光線の富山県側の期成同盟会に出席しました。依頼された講演では、東海北陸道の四車線化や城端SAのスマートインター化など周辺道路の整備の進捗により、本路線の整備効果が高まってきた現状を説明し、冬季間も通行可能な安全な道路となるよう粘り強く努力することを誓いました。16日(日)は、高岡市牧野地区で21回目のミニ対話集会を開催しました。渡辺県議、高岡・田中両市議にも同席頂き、「多文化共生」をテーマに地域社会の課題について意見交換しました。牧野地区は、近年、宅地開発で住民が増えており、外国人の居住割合も市平均を上回っています。これまでの取り組みで子供たちが馴染んできたこと、一方、ごみ出し等地域のルールを理解してもらうのに苦労したこと、また、外国人の立場からは学校の相談機能の充実や道路標識の外国語表示などの要望がありました。お互い、文化が異なることを認め合いながらも、同じ社会の一員として分かり合える点を見出していく事が多文化共生の目指す所なのでは、と話し合いを通じて私自身も感じ取らせてもらいました。

 「海の日」の17日(月)の朝、柔道整復師会主催の少年柔道大会に顔を出し、18日(火)からは東京で選挙区6市の国への新年度要望事項の省庁レクを受けています。19日(水)朝、東海北陸道の四車線化事業の未施工区間である岐阜県清見・白川間の早期着手を求めて、岐阜県選出の渡辺、大野参議院議員、堂故議員、沿線首長の皆さんと財務省、国土交通省に要望しました。沿線の岐阜4区選出の金子衆議院議員は現在財務大臣政務官の立場であり、要望を受けてもらいましたが、事業化への強い思いを伺いました。同日夕刻、北陸直轄河川治水期成同盟会連合会の要望会の後、射水市主催の懇談会に出席しました。コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となり、省庁に勤務されている方々と夏野市長、山崎市議会議長、加治副議長など皆さんで和やかに語り合いました。21日(金)、党東日本大震災復興加速化本部の額賀本部長に同行し、東京電力福島第一原子力発電所を視察しました。内容は次号で報告します。

カテゴリー: 国政報告 |

国政報告(第684号)

 12日(水)の午後10時頃、テレビの全国ニュースで、富山県西部に線状降水帯が発生との報に接しました。その晩、各所に被害が生じ、南砺市の赤池伸彦市議会議員が住民に避難を呼びかける活動の最中に土砂崩れに巻き込まれ、亡くなられました。つい最近も元気な姿を拝見していただけに、残念でなりません。お通夜に参列しましたが、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

 県内では高岡市を中心に中小河川が溢水し、家屋への浸水が200棟を超えました。被害に遭われ、猛暑の中、現状復旧にご苦労されている皆様にお見舞い申し上げます。富山、小矢部、砺波、高岡の4市には災害救助法が適用されることとなり、復旧費用等の地元負担が軽減されます。このほか、浸水箇所の再発を防止する河川整備の促進も心掛けていきます。

 通常国会が閉会してほぼ一か月、この間、岸田内閣はマイナンバーカードの不具合対策に注力する一方、総理はNATOの会合や中東訪問など積極的に外交を展開しています。週末の世論調査では、内閣支持率が引き続き低下していますが、年初の時と同様に、国が当面する諸課題に粘り強く対応し、成果を挙げていくことが、支持回復の王道だと思います。今後は、東京電力福島第一原子力発電所の事故に起因するALPS処理水の海洋放出、旧統一教会に対する解散命令請求、エネルギー等物価高対策といった課題について、慎重に検討し、決断していかなければなりません。私も、自分の持ち場で事の推移を注視し、対応する必要があり、心しています。

 先週12日、党情報通信戦略調査会が開催され、NHKが検討しているインターネット送信業務の本来業務化の構想について、民放連と新聞協会から懸念の声を聴きました。この構想は、昨今の若者世代のテレビ離れに対応し、災害時の的確な情報伝達と、事実を正確に伝えるニュース報道について、いわば国民誰もが享受すべき「ユニバーサル・サービス」であるとの認識で、これをNHKに担わせようとするものです。このため、ネットで配信するコンテンツは、放送の映像・音声に対応する文字情報に絞られるものと考えられます。一方、民放連、新聞協会は、現在、NHKが放送法上の任意業務として実施しているネット配信が肥大化して、民放・新聞を圧迫していると認識されており、現状の改善無くして変更は受け入れられないとの立場です。調査会でのやり取りを通じて問題点が明確になったので、解決に向け、声を出して行こうと思います。

 14日(金)の午前、党文化立国調査会で東京藝術大学を訪問し、地域づくりへの貢献活動の現状を伺いました。地元でも、富山大学芸術文化学部にお世話になっていますが、まちづくりに文化やデザインのノウハウを活かしていきたいものです。同日夕刻、全国配置薬協会の総会後懇親会に出席し、大北新会長にご挨拶しました。

カテゴリー: 国政報告 |

国政報告(第683号)

 引き続き、雨が心配な週末を過ごし、週明けの10日(月)の東京は今年一番の暑さのようです。一方、西日本には線状降水帯が居座るようで、引き続き災害に注意しながらの毎日です。前号は東北出張の報告で埋まってしまったので、本号で2週間をカバーします。

 6月29日(木)、高岡市議会未来創政会の皆さんが上京され、懇談しました。コロナ後、これからは地元との往来も活発になりそうです。地元に戻って、1日(土)は南砺市で武田県議の後援会総会に出席しました。

 東北出張後の5日(水)は終日、会館事務所でレク、来客対応となり、夕方に地元に戻って、6日(木)、7日(金)は恒例の市役所回りに充てました。国の令和6年度予算の概算要求に向けて、各市の国・県への要望事項を説明頂きました。近年、新幹線など骨格となる社会資本の整備が一定程度進み、各市においても学校の耐震化や大型公共施設の整備が一段落したことから、要望内容もソフトな制度面にシフトしています。国の少子化対策の検討に関連して、医療費、給食費の補助をどうするか、また、昨年いったんスピードダウンした「部活の地域移行」をどのように進めて行くか、各市で問題意識を持っておられ、当局にしっかりつないでいきます。

 週末の8日(土)午後、「JCHO高岡ふしき病院支援の会」に出席しました。山崎新会長の下、コロナ明けで久しぶりの開催となり、高嶋院長から院の状況を伺いました。社会保険病院として、存続が危ぶまれた時期もありましたが、地域のサポートも追い風に、必要な医師もしっかり確保され、回復期を中心に、市北部の地域包括ケアセンター機能も兼ねる形で着実な歩みを続けています。地域医療圏構想上の位置付けなど、課題はありますが、会の一員として、しっかり応援して参ります。夕刻には伏木地区にて針山県議の後援会総会に出席し、2期目の抱負を伺いました。

 9日(日)朝、富山県医師会館竣工記念式典に出席し、来県された松本日本医師会長や県医師会の村上新会長にご挨拶しました。コロナ禍で医療現場の皆様には本当にお世話になり、今通常国会の医療法改正で、「かかりつけ医機能」も制度化された事も念頭に、新会館を拠点として県民の命と健康を守る役割を大いに発揮されるよう、期待しております。夕刻には、党の射水市大江支部の総会に出席し、そのまま新幹線で上京しました。

 今週の平日は、会館にて各省庁幹部の異動の挨拶を受けたり、地元6市から頂いた要望事項についてレクを受けたりして過ごします。目下、内政ではマイナンバーカードの情報の紐付け誤り等の不具合が続発しており、政府では自治体等に依頼して秋までに総点検する方針です。来年10月の健康保険証との一体化に向けて、注意深く、丁寧に調査、対応していく努力が必要と思います。

カテゴリー: 国政報告 |

国政報告(第682号)

 今年の梅雨はしっかり型のようで、先週から今週にかけても各地で線状降水帯の発生など激しい雨が降っています。富山県でも、白岩川の決壊により、東部の上市町、立山町で浸水による甚大な被害が発生しました。人的被害は無いとのことですが、官界の皆様にお見舞い申し上げ、早期復旧を念じます。

 3日(月)、4日(火)と、党東日本大震災復興加速化本部事務局長として、岩手県宮城県の地震・津波被災地域の現状把握の目的で出張しました。発災から12年が経過し、ハードの復興は終了し、人口減少、高齢化、サケ、カツオ、サンマの不漁など悪条件もある中で、志を持った住民・移住者の努力で各市町が個性を持って「復興から創生へ」と力強い歩みを続けていることを実感しました。

 初日朝、新幹線で新花巻駅に着き、復興事業で完成した高規格道路を使って山田町に入りました。佐藤町長に同行頂き、三陸やまだ漁協にて菊池組合長からサケに代わる魚種としてトラウトサーモンの海面養殖に取り組んでいる旨、伺いました。大槌町を経由し、釜石市で野田市長に、被害の大きかった鵜住居地区に追悼・伝承・交流機能を兼ねて整備された複合施設「うのすまい・トモス」を案内頂きました。周辺は、高台移転した小学校を始め、国道沿いの造成宅地にも住宅や商業施設が建ち、拠点性が回復している印象でした。

 令和3年に釜石市に移転した復興庁岩手復興局に立ち寄り、大船渡市を経由して、県南端の陸前高田市では、佐々木市長に同行頂き、高田松原津波復興祈念公園を訪れました。国・県・市が連携して整備された広大な広場空間では、6月に全国植樹祭が開催された由、松林の復活を目指し、カラマツが植えられていました。次いで、移転元地を活用してピーカンナッツの栽培に挑戦されている(株)サロンドロワイヤルの前内社長にお会いしました。大阪で創業された老舗の菓子店経営者ですが、復興に共感され、週一回陸前高田に通われているとのこと、熱い思いを伺いました。さらに、地元の皆さんが市外の業者も巻き込んで令和2年立ち上げた「発酵パークCAMOCY(カモシー)」にて、味噌・醤油製造の伝統を生かし、様々な食材の発酵にこだわった取り組みを聴きました。

 2日目朝は宮城県気仙沼市にて、菅原市長と大島のウェルカムターミナルで待ち合わせ、標高235mの亀山山頂に向かいました。道路が山頂手前までしかなく、震災で被災したリフトの復興の手法について、副大臣在任当時も市長から悩みを聞いていました。全国各地を調査し、検討を続けた結果、東京の飛鳥山にもあるモノレールを採用することとし、復興庁の助言も受け、地方創生拠点整備交付金の採択を目指す由。粘り強く議論され、良い結果を導かれたなと感銘を受けました。震災遺構の元県立気仙沼向洋高校校舎を活用した震災伝承館を案内頂いた後、南三陸町に入り、佐藤町長にお会いしました。平成29年にオープンした「南三陸さんさん商店街」はコロナウイルスの影響を耐えて、6年経った今も多くの観光客で賑わっており、昨年には隈研吾さんが設計された震災伝承施設も開館、今月末の「うみべの広場」の竣工で周囲の整備が一段落するとの事でした。震災後の支援で関係が深まった台湾との交流も徐々に再開し、多くの高校生を民泊・研修で受け入れており、滞在プログラムを工夫する町の観光協会が「Iターン」の方も含め、若い人材で活力を持って運営されていました。

 今回最後に訪れたのは石巻市です。平成の大合併で市域が広大となり、復興事業推進上も様々な課題があって、私も思い出の多い自治体です。最初に北上川河口から川沿いに内陸へ進み、震災遺構大川小学校を訪ねました。ここでは震災当時、津波の遡上により多くの児童と教職員が犠牲となっておられ、追悼と伝承の気持ちを深くしました。次いで、移転元地を活用してオランダ式のガラスハウスでトマト、パプリカを数百トン規模で通年に栽培、出荷されている(株)デ・リーフデ大川の鈴木社長からスマート農業実践の現状を説明頂きました。先進的な土地活用、雇用創出の取り組みには、他地域への展開可能性があると感じました。

 市中心部に進み、令和3年に移転した復興庁宮城復興局に立ち寄り、市役所で渡邊副市長他スタッフの皆さんから、毎年実施されている復興公営住宅入居者健康調査の結果と、要支援者へのサポートの現況について説明を受けました。心の問題をお持ちの入居者の割合は減少傾向にあるものの高水準であること、復興庁の被災者支援総合交付金を活用して「心のサポート拠点事業」を実施されていることなど伺いました。最後に震災遺構門脇小学校と国・県・市が連携して整備された石巻南浜津波復興祈念公園を訪ねました。6年前、公園の起工式に出席したことを思い起こし、震災の記憶と教訓を伝え継ぐ空間として新たな歩みを始めていることを実感しました。

 夕刻、高速道路で仙台に戻り、2日間の行程を終えましたが、10年間のハード面の復興事業の土台の上に、生業や心の復興に向けて、震災の記憶を胸に刻みながら日々前進されている首長、住民・移住者の皆さんの姿を4年ぶりに目の当たりにし、却って私が元気付けられる出張でした。見聞きしたことを、今後、計画している復興に関する政府への与党提言に生かしていきます。

カテゴリー: 国政報告 |

国政報告(第681号)

 国会閉会後の最初の週、永田町界隈はさすがに静かな雰囲気です。梅雨空の下、会期中に積み残していた役所からのレクチャーを受けたり、役員連絡会(27日(火))に出席して過ごしています。

 先週の22日(木)は、高岡市福岡地域で石澤義文さんの富山新聞文化賞受賞祝賀会に東京から日帰りで出席しました。石澤さんとは、旧高岡市長在職中に旧福岡町長として合併協議を進めて以来のつながりです。その後、全国商工会連合会の会長職を3期9年務められ、小規模企業基本法の制定に多大な尽力をされました。若くして県議会議員となられ、政治の世界でも永く活動され、私も大変力強く応援頂いてきました。感謝の気持ちも込めたお祝いのご挨拶では、定評ある石澤さんの演説についてお話しました。重要な演説、講話は、必ず事前に原稿を作成されるので、表現、言い回しに至るまでしっかり吟味されており、その話術もまた「文化賞」に値する一級のものです。まさに、政治の道の先達としてこれからもその足跡に学んでいきたいと思います。世代を異にする石澤さんと私ですが、共通の願いは、母校、県立高岡高校の野球部がいつの日か甲子園に出場する事です。17日(土)に母校グラウンドにて現役部員を激励した事も思い出し、挨拶の最後に添えました。

 23日(金)夕刻、改めて地元に戻り、24日(土)は朝に「全国食育推進大会inとやま」、夕刻に南砺市吉江地区合同後援会総会に出席しました。25日(日)は朝に氷見市で「手をつなぐ育成大会」、午後に高岡市で射水神社奉賛会総会伏木校下自治会連絡協議会総会に出席しました。コロナウイルスの影響が落ち着き、4年ぶりに復活した総会・懇親会も含め、ようやく社会経済活動が元に戻ってきた印象があります。出席者の喜びも伝わってきます。

 週明けの東京では、各種政策のフォローに努めています。10月から導入されるインボイス制度、来年1月から導入される電子取引データの保存義務については、税務当局等から事業者への様々な周知活動が進められている事がわかりました。ちょうど、マイナンバーカードの登録を巡る様々な不具合が報道されており、政府も来年10月の健康保険証との一体化に向けて、事務の総点検を実施する旨、表明しましたが、政策に係るコミュニケーションは大切です。また、ふるさと納税制度についても、地元外の農産物を加工した製品を返礼品とする事を認めないことにされます。返礼品による地場経済への寄与をより明確にする狙いだそうです。この後も、これまで関心を持ってきた政策分野の進展をキャッチしていきます。

 団体総局長としての各団体への党員増強の依頼訪問も23日(金)までで終わりました。少子化の流れを受け、様々な業界で後継者不足の悩みを伺いました。実効性、即効性ある少子化対策の必要性を痛感し、この問題意識を持って進んでいきます。

カテゴリー: 国政報告 |

国政報告(第680号)

 梅雨の中休みの本日(21日(水))、通常国会(第211回国会)は最終日を迎えました。先週、種々報道された解散は結局行われず、16日(金)に立憲民主党が単独で内閣不信任案を提出、午後の本会議で与党に維新、国民民主党も加わって反対、否決されました。内閣提出法案は重要法案とされた入管法改正案、防衛費財源確保法案を始め、60本中58本が成立、まずまずの成果でした。私自身にとっては、担当の衆院文部科学委員会にて旧統一教会に対する解散命令請求が出るか否かが焦点となる中、4本の内閣提出法案を無事成立させることができました。一方、議員立法で成立を目指した「青少年自然体験推進法案」は最終段階で「教員の働き方改革」との調和の取り方の手当て不足で断念せざるを得ませんでした。他委員会については、トラック業界から強い要請のあった貨物自動車運送事業法改正案が全会一致で成立しました。他方、衆院「政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会」の自由討議を踏まえた公職選挙法改正案も会派間の意見がまとまらず、提出に至りませんでした。まとめると「1勝2敗」という結果であり、今後に向けた自らの反省材料にしたいと思います。

 このほか、先週も団体総局長として14日(水)に愛媛県松山市にて「全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会」の総会に出席、挨拶させて頂いたほか、党員増強のお願いに都内の各団体事務局を訪問しました。多くの団体では、人手不足、後継者不足の悩みを話されるケースが多く、少子化対策の緊急性を痛感します。

 地元に戻って、17日(土)午後、第20回ミニ対話集会として、税理士の皆さんと意見交換しました。まずは、10月からのインボイス導入、明年からの電子帳簿保存の義務付けなど、新しい制度の導入に際し、税務当局からの説明の充実を求められました。また、顧客先の経営状況について、コロナウイルスの影響が縮小したとはいえ業態によっては回復が不十分で、個社差が大きいとの話も聴きました。体力の弱い中小業者はコロナ時の融資の返済に苦慮しているとの事、ガソリン・電力料金対策など国の物価高対応の臨時交付金による自治体の施策を活用されるようお答えしました。また、マクロ経済全体としては、原料高や賃上げによるコスト増は客先に転嫁頂くとともに、国がデジタル、脱炭素、起業(スタートアップ)といった分野を積極的に支援する事で、経済も成長させ、分配への好循環を創り上げていく方針である旨、説明しました。確定申告期限の後ろ倒しや、ふるさと納税の際の返礼品の問題なども指摘があり、国税庁に話してみることにしました。

 同日夕刻、党射水市新湊連合支部の総会・懇親会に出席し、「まさか」の解散が無かったことで、「ホッと一息」気分の週末を過ごせました。明日からはまた、頑張って参ります。

カテゴリー: 国政報告 |

国政報告(第679号)

 北陸地域も梅雨入りし、いつの間にか街角の紫陽花が鮮やかな候となりました。国会では、9日(金)に参議院で入国管理法改正法案が成立し、衆議院ではLGBT理解増進法案が内閣委員会で修正可決されました。残る重要法案は防衛予算確保法案で、今週の与野党折衝の焦点です。これに関連して、衆院解散の可能性が報道で取り沙汰されており、週末地元に戻った際も説明に苦慮しました。今週中に先行きは見えるものとは思いますが、まずは目前の予定を粛々こなすほかありません。党団体総局長として、党勢拡大のお願いに都内の各中央団体を訪問する活動に携わっており、半日づつ、今日(12日(月))で3回こなした次第です。

 先週に戻って、6日(火)は「かりゆしの日」として、党役員連絡会には沖縄由来のかりゆしウェアで出席しました。夕刻にはホテル・ニューオータニにて県人会の懇親会が4年ぶりにフル・スケールで開催され、朝乃山関も参加されて大いに盛り上がりました。8日(木)には、党OIST(沖縄科学技術大学院大学)議連が開かれ、1日(木)に就任されたカリン・マルキデス新学長の抱負を伺うとともに、インキュベーション機能充実のために文科省・経産省の競争的資金を獲得した旨、報告を受けました。夕刻にはスウェーデン人の新学長誕生をお祝いして、同国大使主催の夕食会があり、議連の細田会長(衆院議長)ほか皆さんに同行、参加しました。理研など国の主要研究機関の理事長方も出席され、OISTのネットワークの拡大に有意義なひと時でした。党東日本大震災復興加速化本部事務局長の立場で、福島県浜通りに4月に開設され福島国際研究教育機構(F―REI)にも、OISTの豊かな運営経験を学ばせてもらいたい旨、発言しました。

 「骨太の方針」については、8日午後の党政調全体会議で実質的な議論がスタートしました。政府側の説明と、各部会長の発言で、会議時間の1時間半が経過してしまい、後に予定をもっていたため、発言せずに退席しました。総論部分では、経済を成長させながら財政も健全化するとして、主要歳出の目安(社会保障、地方財政、その他の3分野)については一昨年、昨年を踏襲するとしており、私はこの案に賛成の立場です。足元では物価動向が予断を許さず、為替・金利の動きも注視すべきであり、経済の方向性が定まらない現状では、従来の方針をもう一年堅持し、もともと方針を見直すとしていた来年度に向けて取り組みの検証を進めるべきと考えます。

 週末の地元では、10日(土)に党高岡市連氷見支部の総会慶友会役員会に出席し、11日(日)には第三選挙区内の市議の同志の皆さんで結成頂いている慶政会の総会と、県薬剤師会の総会に出席しました。「解散は無いと思うが、まさかの時はどうかよろしくお願いします。」との苦しい挨拶を連発した次第です。

カテゴリー: 国政報告 |

国政報告(第678号)

 6月第1週、会期末まで約2週間となり、参議院で重要法案の審議を巡り、緊張感が高まっています。入国管理法改正法案、防衛予算確保法案の2本の扱いを巡り、与野党の対立が深まり、野上参院国対委員長も連日ご苦労されています。

 一方、衆議院は内閣提出案件の処理が概ね終了し、参議院で日程の余裕のある委員会に向けて、議員立法の処理が続いています。もちろん、各会派の足並みが揃うことが大前提で、立法趣旨など納得できる内容に仕上げなければなりません。今国会では、私は3本の議員立法に携わり、与野党様々な議員に説明に伺いましたが、成立に漕ぎ着けたのは1本に留まりそうです。トラック運転手の働き方改革を支援する貨物自動車運送事業法の改正案は、1日(木)の衆院本会議で参院に送付できました。一方、選挙運動規制を見直す公職選挙法と、文部科学委員会で成立を目指した青少年自然体験推進法案は関係者の納得が得られず、断念することになりました。特に、後者は昨年秋から党の法案責任者(PT座長)を仰せつかり、委員会運営の協議の中で、何とか最終盤で野党の検討のテーブルに乗せたものの、まとまりませんでした。教員の働き方改革が種々検討されている状況下で教員の負担増を如何に避けるか、法文上の対応が不十分でした。週末、この経緯を思い返してみて、法案を巡る外部環境や根回し対象の取り方など、まだまだ学ぶ事があるものだと反省しつつ、捲土重来を自分に言い聞かせた次第です。

 先々週の週末に戻って、5月28日(日)地元で県主催の「森の祭典」に参加した後、党県連大会に出席しました。終了後、射水市大門砺波南砺市福野小矢部高岡市福岡の5支部の総会に順次回って挨拶しました。先週3日(土)は朝に高岡市で西日本鉄道OB会総会、夕刻に田中南砺市長の後援会総会に出席しました。

 地元から東京への訪問も相次ぎ、30日(火)は県農業会議と砺波市建設業協会の皆様と懇談し、31日(水)は新田知事、山本県議会議長、奥野副議長と党の県選出国会議員との間で、来年度に向けての県要望を受けて意見交換しました。私からは、次代の富山県を支える主力資源として立山山麓での地熱開発に粘り強く挑戦すること、国の新たな支援スキームを活かして氷見線・城端線の再生策を早急にまとめること、郷土芸能部が気を吐く県立平高校の生徒の県外募集を地元要望に沿って実施すること、の3点で発言しました。

 例年、6月は新年度予算概算要求に向けて、「骨太の方針」など政策を方向付ける文書を政府・与党間でまとめていく時期です。これに先立ち、2日(金)、額賀党財政健全化推進本部長ほか皆さんに同行し、官邸に岸田総理を訪ね、前号で触れた報告書を提出しました。防衛政策、少子化対策など強化のための歳出増が想定されますが、財源の裏付けの検討もしっかり進むよう注視していきます。

カテゴリー: 国政報告 |